霧ヶ峰山麓の森にはカモシカが棲息していて,ゼフィールの庭にも出てきます。雪深い冬は食べるものも少なくて、緑の葉がつく低木はイチイしかありません。それも頭の高さまで食い尽くすと、前足を枝にかけて2本足で立ち上がったり、車の屋根に上がったりして食べてしまうので、葉をなくしたイチイの木もどんどん弱っていきます。最近は2頭が出没して人が近づいても逃げることもなく食べ物を探していましたが、1頭が老衰で死にました。
春先の渓流に釣りに入ると、冬を越せずに死んだカモシカや鹿の死骸を見かけることもあります。自然の中で,すぐ近くに特別天然記念物が見られるのはいいのですが、追い払うわけにも行かず、緑がどんどん減っていくのは困ったことです。
小さな旅の宿 Countryinn Zéphyr・・・・・・・信州歳時記(深雪)
庭に来る天然記念物 |
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春先の庭で | イチイの葉を食べる | 2頭揃って |